シンギュラリティ高等学校 SHINGULARITY HIGH School

ストーリーアイコン eSOM (イゾーム)
Dへの道、あるいはシン高と幸和の物語

2025.05.08
(小説)「Xへの道」、あるいはシン高物語(7):ラジオの時間

前回すでに言ったように、終身地位保証(テニュア)まで取得した大学教授職を捨ててまで作ろうとしているeSOM(イゾーム)は、今あなたが夜な夜な聴いているラジオから流れてくる声や音がもとになります。
だから今思えば、私(あなた)にとっての本当の学校は、今あなたが聴いているラジオだったのです。
「今」あなたは、そんなふうに思いながら聴いているわけではないでしょうが。
ラジオとしての学校。
私はそれを「ラジオの時間」あるいは「夜の学校」と呼んでいます。
そして「ラジオの時間(夜の学校)」は、今も続いています。
ラジオを超え、あなたの時代にはなかった、様々な新しいメディアに広がりながら。
私たちはeSOMを、「ラジオの時間」をモデルとして、また、現代版「ラジオの時間」と協力し合いながら作っていければと思っています。
そこで、まさに「今」、黎明期の「ラジオの時間」に通っているあなたにも是非協力して欲しいのです。
あなたとこの手紙を通して対話することで、色々忘れていることを思い出すはずですから。
「ラジオの時間」のこと以外で、14歳のあなたがどんなことを考えているかと合わせて。
来年開校予定の高校の設立準備が、eSOM作りの当面の主な作業となります。
その高校の名は、シンギュラリティ高等学校、略してシン高になる予定です。
シン高にはあなたのような学生に来て欲しいのです。
あなたは好奇心旺盛です。
けれど、というか、だからこそ、「昼の学校」が教えようとすることが、退屈で仕方ありませんよね。
これからのあなたの人生を支えてくれるのは「ラジオの時間」のほうです。
そして私は、そこで学んだことを基にして歩んできたこれまでの人生に、とても満足しています。
特に、「ラジオの時間」の延長線上にあるeSOMを、仲間と一緒に作ろうとしている今に。
だから、eSOMの中心となるシン高は、あなたのように、可能性を秘めているがゆえに、今の日本の学校教育に合わない学生が、その可能性を開花させ、幸せな人生を送れるようになるための力になれる高校にしたいのです。
そんな高校を作るためにも、あなたが自分自身について私に教えてくれることが、とても貴重なデータになるのです。
それにしてもあなたが通う「ラジオの時間」とは、具体的にどのようなラジオ番組のことを言っているのでしょうか?
(続く)
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