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2026.04.12
お知らせ
海洋教育パイオニアスクールプログラム報告
シンギュラリティ高等学校
2025年度 海洋教育助成事業 概要・成果報告
1. 事業の概要
【授業名】 地域創生人材育成カリキュラム 実践編
【対象】生徒 20名
【目的】 本事業は、呉市の豊かな「海洋文化(歴史・民俗)」の文脈を次世代へと継承し、海洋教育を通じた地域活性化を目的としています。具体的には、廃校となった安浦小学校を舞台に、生徒一人ひとりが主体的に関わる「街の拠点(サードプレイス)」としての魅力化を推進しました。海と人との共生を自分事として捉え、持続可能な地域づくりに貢献できる人材の育成を目指しています 。
2. 活動内容
本カリキュラムでは、海洋教育の「海に親しむ」「海を知る」「海を守る・利用する」という多面的な視点を、地域実習の中に組み込みました 。
- 安浦キャンパスの魅力化(スモールステップの実践) 生徒が自らの関心に基づき、キャンパスの清掃や住民との交流の場づくりを実施。これは、海洋教育におけるコンピテンシーである「主体」や「関係(つながりの尊重)」を育むプロセスとして位置づけました 。
- 大崎下島「まめなコモンズ」訪問と海洋文化探究 島の海洋文化、特にかつて瀬戸内の物流を支えた「ミカン船」の歴史を調査。地域の海洋資源がどのように経済や産業、人々の生活と結びついてきたかを実地で学びました 。
3. 主な成果
本活動を通じ、生徒たちには海洋教育が目指す以下の成長が見られました。
- 主体性の発揮と「フロー」の拡張 「やってみたいこと」を形にする実践を通じ、生徒は深い没入状態(フロー)を経験しました。これは、自ら課題を発見し行動する「主体」の態度の確立に繋がりました 。
- 地域海洋文化への「感動」と「理解」 ミカン船などの調査を通じ、身近な海に対する豊かな感受性が培われ、歴史的文脈の中で海を捉え直す「感動」を伴う学びが実現しました 。
- 持続可能な社会形成への参画 安浦キャンパスを地域づくりの核と捉えることで、海洋教育の究極の目的である「海と人との共生」を、地域の拠点運営という具体的なアクションへと結びつけることができました 。
4. 今後の展望
次年度は、今年度培った地域住民との「対話」やネットワークをさらに深化させ、安浦キャンパスを海洋教育の社会実装の場として発展させていきます 。生徒が「情報収集・判断」を行いながら、より高度な地域課題解決に挑戦する、発展的な海洋教育プログラムへと拡張していく予定です 。